第42回東京学術大会を終えて
第42回東京都学術大会を開催いたしました。
柔道整復の最新の理論と技術を共有し、それらを現場でどのように活用するかを議論すること。また個別化された施術の重要性に対応するため、柔道整復師の学術的知識を深化させ、業界のさらなる発展を目指しています。
「柔道復師と医師との関わり」
山本 陽平医師(帝京大学ちば総合医療センター整形外科)
「アプリを用いた健康増進に関する取り組み
〜エクササイズアプリ・ロングライフサポート〜」
一般発表の様子です。
多岐にわたるテーマが取り上げられ、参加者の皆様に新たな視座を提供します。
※発表された題目と発表者は下記にてご紹介させていただいております。
ワークショップでは、「肩甲上腕関節脱臼」のエコー診断、整復と固定の実演と技術共有が行われました。
エコー診断では小野 博道先生(公益社团法人日本柔道整復師会 学術教育部)
整復と固定では山口 登一郎先生(公益社団法人日本柔道整復師会学術教育部)に実演していただきました。
学術大会の発表者や、地域ボランティアなど公益活動に貢献した先生方の表彰式の様子です。
今回、初の試みとしてダイヤ工業様主催による「柔整鍼灸メディカルショー in 東京」が開催され、柔整・鍼灸関連の約40社が出展しました。最新の医療機器や信頼性の高いメーカーの情報に加え、特別セミナーも行われ、盛りだくさんの内容となりました。
来場者数は昨年を大きく上回る446名が集まり、フロアも拡大して大盛況となりました。
また、東京都柔道整復師会に入会スペースも設けており、当日入会された先生もいらっしゃいました。
これからも柔道整復業界の発展に寄与し、さらなる成長を目指して取り組んでまいります。
今回の開催にあたり、先生方、企業様には多大なるご協力をいただき、誠にありがとうございました。改めて、心より感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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「柔道整復師の今と匠の技伝承プロジェクトの意義」公益社団法人 日本柔道整復師会学術教育部長 徳山 健司
「エコーを柔道整復師の手に」公益社団法人日本柔道整復師会 学術教育部 小野 博道
「足関節捻挫に伴う皮下組織損傷の処置と有効性について」 北多摩支部 ふかさわ接骨院 東京医療専門学校 深澤 晃盛
「足関節両側同時捻挫における施術および再発予防」 港支部 豪栄整復院・西麻布 赤羽 一輝
「シニアサッカー選手に対するテーピング施行部位」 帝京短期大学 田辺 健一郎
「右尺骨鈎状突起骨折に対しシリンダーキャストを用いた一症例」 SBC東京医療大学・健康科学部整復医療・トレーナー学科 桐林 俊彰
「2型固定にて遷延仮骨形成に陥った3型マレットフィンガーを癒合に導いた1症例」 新宿支部 かねがえ接骨院 鐘ヶ江 亮
「外側上顆炎を疑う非外傷性の後骨間神経麻痺の一例について」 野島整形外科内科 東京呉竹医療専門学校 立木 北斗
「メディカルサポートに関する活動報告:ミュージカル・舞台の事例」 江戸川橋はりきゅう整骨院 西沢 正樹
「柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師国家試験過去問題の比較―解剖学・生理学に着目して―」 アルファ医療福祉専門学校 塩崎 由規
「振動刺激が筋に与える影響に関しての文献調査」 帝京平成大学院健康科学研究科柔道整復学専攻 日比 宏紀