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第4回TーJET講習会(災害救護編)を開催

活動報告

令和7年3月29日、東京都柔道整復師会主催の第4回TーJET講習会(災害救護編)を開催いたしました。

本講習会は、災害時における柔道整復師の役割を学び、医療救護活動の知識を深めることを目的としています。当日は、多くの会員が参加しました。

講習会の冒頭では、(公社)日本柔道整復師会 災害対策室 室員の森倫範先生よりご挨拶をいただき、現在の災害状況や、柔道整復師が担うT-JET(東京都柔道整復師会緊急時災害派遣隊)の役割の重要性についてお話しいただきました。特に、大規模災害時には医療資源が不足する中で迅速な応急処置や負傷者の選別(トリアージ)が求められるため、柔道整復師が果たすべき役割は今後さらに大きくなることが強調されました。

今回の講習会では、講師として葛飾区災害医療コーディネーターであり、平成立石病院院長の大桃丈知先生をお迎えし、東京都の災害医療体制やトリアージの基本についてご講義いただきました。特に、災害時に現場で迅速な判断が求められる「一次トリアージ手法(START変法)」に重点を置き、トリアージ区分の考え方やトリアージ・タッグの記載方法について具体的に学びました。

また、実践的なトリアージ訓練も行われ、参加者は想定される災害現場の状況をイメージしながら、負傷者の状態を評価し、適切な区分を判断する演習に取り組みました。限られた時間と資源の中で迅速かつ的確な判断を行うトリアージの重要性を、実践を通じて深く理解する機会となりました。

本研修を通じて、柔道整復師が災害医療において果たすべき役割を再認識し、地域の防災・救護活動にどのように貢献できるかを考える有意義な時間となりました。また、医療・救急関係者との連携の大切さについても学び、今後の活動に活かしていくための課題を共有することができました。

 

今後も、研修や訓練を重ねながら、災害時に迅速かつ適切な対応ができるよう、会員の皆様とともに学び続けてまいります。