医師との連携
全身的改善を図る上では医師との連携が必要です
柔道整復師は、局所に骨折や脱臼があると判断できても、患者さんが疾病をかかえている場合など、その全身状態が骨折や脱臼に及ぼす影響までは判断できません。たとえば、動脈硬化のある人は血液がサラサラになる薬を服用しており、出血が起きた際、止血に時間がかかります。このような疾病をもった方が骨折や脱臼をしたケースでは、その全身状態の管理と改善については医師の分野になります。
したがって、骨折や脱臼の治療において医師と連携することは、患者さんの局所的改善だけでなく全身的改善を図る上で必要なことなのです。
当会では、局所に外傷を受けた患者さんの場合であっても、全身状態の管理と改善については医師との綿密な連携を維持し、全身的改善を図ることが重要であると認識しており、医接連携(医師と柔道整復師の連携)を重視しています。
各地域支部に於いても、様々な疾病を抱えている患者さんの場合や全身状態の管理をする必要がある場合を考慮し、協力医・協力病院による検査、診察等の紹介態勢が確保されています。